神戸大学岩壷教授のFX論文

SBI FXトレードが神戸大学岩壷健太郎教授との共同プロジェクトを立ち上げ、個人投資家の方々へのアンケートにより「心理バイアス・投資家行動・パフォーマンスの関係」を研究結果の論文を発表しました。要点がまとめられていて誰にでも閲覧できるのでこちらからどうぞ。

この研究はFX手法の優位性というより、どのような性質の人がFXで成功しやすいか?を解説したもので参考になる部分も多いです。一言でいえば、「戦略等事前準備ができ、自己判断のもと行動できる人」です。これは私もブログやメルマガでも何度も書いてきたことであり立証された形となりました。

事前準備(手法、損切り利食い、資金管理、目標設定など)が曖昧なままでトレードをして、勝てば慢心して1回で全部負けとなるようなトレードをしたり、負ければ取り返そうとして同じくハイレバで短期決戦しようとする、そして、誰かに依存したくなりポジションを真似るなどしさらに混乱する…。

論文では1つ1つの事実を挙げていますが、それらは流れとして1つになっています。つまり、全てが繋がっており何かだけ対策してもダメなんです。もちろん、全部は難しいので改善できる箇所からやっていくのは良いと思います。そこで結果が出ないからと諦めないで全体として改善する意識が良いと思います。

まず、すべきは1回ごとに振り返りをすることでしょう。よくわからない事を放置せずに仮説を立てて見て挑戦してみることが大事です。結果は行動から生じるものなので、結果を変えたければいつも違う行動(トレード)をしなければ変わりません。(相場が変化してたまたま合う時もあり厄介ですが)

逆説的な説明になりますが、デモで論文に書かれている全て逆をやってみるのも良いと思います。実際に体験してみて本来の意味合いの理解を深めることができると思います。論文は最大公約数的に一般論になるので、厳密にいえば人によることもあります。後は、自分で確認して何が自分に得なのか?を考えていく事が大事でしょう。

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