両建ての上手な外し方

コロナショック相場で急激なリスク回避の動きから円高が進行しやすい局面がありました。今では、資産現金化のドル需要が増しているためドル円は上昇していますが、基本的には景気減速によるリスク回避の動きは強まっていくものだと思われます。

為替相場が乱高下する中で取られる手段が「両建て」です。売りと買いで同枚数を持てば上下に行っても理屈上はプラスマイナスに変化がなくなるというものです。ただ、両建てをする事によりトレードの難易度があがるため、初心者にお薦めはできません。経験者であれば問題はありませんが、初心者は決済して再度入り直すことが理想です。

ポジションを持った状態であれば冷静に判断がしにくくなってしまうため、損切りをしてフラットな視点から相場を見たほうがクリアになると思います。また、両建てになると売り買いを解消するタイミングが難しく、再度失敗してしまい二次被害で損が拡大してしまうリスクもあります。

両建てで失敗してしまうパターン


私が見た限りですが、両建てを入れた方は売りを持つと相場が上がるのを恐れて、売りに利が乗ると早く決済してしまい、さらに相場が下がればまた売りを入れての繰り返しとなっているようです。

例えば、ポンド円を143円で10枚買ったが140円まで突入して怖くなり、10枚の売りを入れて両建てにした。そのまま139、138、137円と下落していく中で買いはそのまま放置して、売りの分だけ139円で利食いしてしまう。さらに下落するので138円で再度同額の売りを入れて両建てにする。137円になれば売りだけで利食いしてしまう・・・。

買いのポジションは放置しているので含み損が拡大してしまい、少ない利益を取るだけで損失を拡大してしまうケースが多くなります。これは人間心理から考えて自然な事なのですが、これを繰り返していては利益どころか損失が拡大するのは誰が見ても明らかですよね。

両建ての上手な外し方とは?

両建てをしていても、今はポジションが無いと思い込むことです。冷静に動きを見て、売りに利が乗ってきてまだ下がると思えば、買いをできる限り少ない枚数ずつでも良いので決済していき、徐々に売り越しにしていくことです。そうしていく事で、新規で玉も建てやすくなりますし、余裕資金も増えてきます。損切りにはかなりの勇気が必要ですが、やってしまえば後々気持ちは楽になります。

さらに、両建てを入れた途端に反転し、値段が上昇したとします。その相場は単なる下げ相場の中の戻り場面であるにも関わらず、すぐに売りを損切りしてしまい、その後の下落でまた傷を深くする場合が多いようです。または、反転した相場で何もせずに下がるのを待ってから結局売りを建て値で決済する方も多く、それでは両建てした意味が全く無くなります。下げ道中の戻り場面では思い切って買いを決済する勇気が必要です。

それが最初に申し上げた「ポジションが無いと思え」であり、戻り場面で売りと思えば素直に買いを決済するか、新規で売るかですが、ほとんどの人が買いの決済ができないのです。そういう方は、両建ては難しいと思います。

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