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原油急落!FXへの影響は??


ブルームバーグの記事より

原油価格は石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の歴史的減産にもかかわらず、国際原油相場が1999年以来の約21年ぶり安値を記録しました。新型コロナウイルスの影響で世界的大不況に陥る懸念が広がり、原油価格が下落し続けているようです。

歴史的な減産合意にもかかわらず、ここまで原油価格が下落する所を見ると世界経済が失速する懸念があり、今後の動向についても新型コロナウイルスの影響次第になってくると思います。短期間で終息すれば絶好の押し目となりそうですが、長期化懸念が強いためまだ下落する余地もあると思います。

原油はマーケットでも景気に敏感で足が早い事から、今後も材料次第で上下していく事になると思います。原油はポンド以上に荒くれモノなのでトレード対象とするうえでは、損切りや資金管理をシビアにしながらポジションを持っている間は油断しないことが大事になります。

原油価格下落で為替への影響は?

原油価格と為替相場の関係で言えば、産油国通貨として米ドル、カナダドル、メキシコペソなどが挙げられると思います。原油価格が下落すればそれらの通貨に関しても、下げ圧力がかかりやすいと言えるでしょう。特にアメリカはサウジアラビアを抜き世界一の原油生産国であり、原油動向については直接的な影響を受けやすいです。

しかし、ドルについては堅調な動きとなっています。理由は「有事のドル買い」として、ドル以外で運用されていた金融商品についての解約等により、ドルが買い戻される傾向が強まっているためしっかりとした動きとなっています。通常であればリスクオフで円高となる局面ですが、これによりドル高、円高となりドル円は膠着した状態となっているようです。

原油が急落しているからと言って、方程式のように為替相場に影響を与えるかどうかは不明です。以前であれば、株が下がれば円高になるみたいな相関関係が明確でしたが、量的緩和でじゃぶじゃぶにお金がバラまかれて絶好の買い場として狙われた所もあり、市場の前提条件が変化しています。

全体の流れの参考程度に原油価格が世界経済情勢を占う1つの指標として、リスクオフ相場かどうかの判断材料にする程度で良いでしょう。先ほども書きましたが前提条件が変わり続けるマーケットでは決めつけをせずに、付いた値段に柔軟に対応する事が求められるでしょう。

追記(4月21日16時):JFX小林社長による解説

5月限月の受け渡し日の件、世界的な需要の減少、保管コストがかかること、郵送費がかかること、などが生じた結果、市場参加者が原油を押し付け合いマイナスとなりました。ただ、マーケットは6月物は20ドルが付いているので現時点でマイナスになるところまでは想定していないようです。

原油安でリスクオフよりはドル買いによって値段は膠着しました。今後もコモディティによる上下が出るとは思いますが、為替相場の動きとは切り離してトレードしている通貨ペアのついた値段を集中して分析するほうが良いと思います。

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