FX初心者には分散投資がお薦め!


FXやその他投資でも同じですが、初心者は分散投資でリスクヘッジを行いながら行う事が良いと思います。経験者になるとある程度ポイントを絞って売買をする事ができますが、初心者のうちは分析方法もあやふやで不安の中でポジションを取る事になります。それを解消するためにも有効だと思います。

分散投資と言っても様々あります。例えば、資産運用の一環として為替(FX)だけでなく株や債券、商品先物などの相関関係を見ながら、安定したリターンを得られるようになります。FXだけでも相関関係高いユーロドル、ドル円、ユーロ円を組み合わせて運用する事もあると思います。

ただ、今回ご紹介したい分散投資とはそれではなく、ポジションを分割して持っていくことです。いわゆる「ナンピン」とも言われます。「下手なナンピンスカンピン」と言われるように忌み嫌われるものですが、計画的にする分散投資であれば全く別モノになります。ポイントは感情的でなく計画的にです。

なぜ、分散投資が優れているのか?

分散投資というより分割投資と言ったほうがわかりやすいかもしれませんが、要はポジションを分けて持っていく事により取得平均値が有利になっていく事から、少々ピンポイントでポジションを取る場所が悪かったとしても利益に繋がりやすくなります。

例えば、1ドル100円時に10枚買って99.6円まで下落して再び100円に戻った場合、プラスマイナス0円になります。一方で、1ドル100円時に2枚買って10銭ずつ下がる度に2枚買っていけば、再び100円に戻った場合2万円の利益となります。分散投資をする事でタイミングがズレても利益にしやすいです。

さらに、戻しがなくそのまま下落となってしまった場合でも、上図のように1回でポジションを取るよりも損失額を抑えられることになります。これにより失敗した時でもダメージが少ないため積極的にポジションを取りに行くことができるでしょう。リスクマネジメントとしても分散投資は優れていると思います。

1回でポジションを取るほうが優れているメリットとしては、相場予想が当たれば利益も大きいという事になります。100円で10枚買ってそのまま上昇すれば10枚分の利益が乗ってくることになりますが、分散投資であれば2枚分の利益となります。つまり、1回でポジションを取るという事はハイリスクハイリターンになるという事です。

自動的に分散投資をする方法


相場とはランダムに上がったり下がったりしながら動いていくものです。その中で効率よく分散して運用していきたいと考えた際には、アイネット証券のループイフダンなどの自動売買系注文も便利に活用できると思います。操作方法もシンプルなので初心者でも活用しやすいでしょう。

裁量トレードであれば分割ポジションの平均値にて、一気に対応していかない手が追い付かない(混乱する)という事もあるでしょう。その点でループイフダンは相場状況を鑑みて自動で有利なポジションを決済て言ってくれるので、混乱してしまうこともないでしょう。

まとめ

初心者でエントリーポイントに自信がない人は分散(分割)投資がお薦めです。ポイントは最初からどこで何枚までポジションを持つのか?損切り利食いをどこでするのか?など、事前に計画を立てておくことです。場当たり的になれば枚数が多くなりすぎてロスカットになる危険性が高まるので注意です。

また、慣れてくれば分散(分割)の仕方も枚数で大小を入れながらすると良いと思います。相場状況を鑑みながら資金管理を行った上で行う必要性があり、高度になってきますが使いこなせるようになれば大きな武器になります。FXは様々な活用法があるので試していき、自分にフィットする方法で勝負をしていきましょう。